Fall In Love With You

足りない1つの線を見付けたい

0320 ほんの十数秒の話

 

 

 

この世に何人アイドルがいて、自分はその中の何人を知り、更にその中から何人を応援するのかなんて、考えてるだけできっと寿命がおわってしまう。

だから、DDと言われようが、わたしは自分が出会えて、衝撃を与えられ、わたしのアイドルとなってくれた人については可能な限り記録に残したいなと思っている。それが何の為かについても考えだしたらキリがないので、自分の為にとでも定義づけておこう。

以下もただのわたしの記憶の記録に過ぎない。

 

 

 

またしても飽きずに懲りずに少年倶楽部で、何度目かの耳泥棒にあった。

今までノーマークな子だった。いつも大体彼の横にいる男の子が若かりし日の錦戸亮ちゃんに似ている気がして、推すならこの子かな、でも名の通り星のようにきらきらしてる男の子が脳内の関西ジュニアの部屋に鎮座してるしな、なんて思いながらもみんな愛おしくて可愛らしい関西ジュニアのコーナーを楽しく観ていた。

後に検索したら彼のシンメだという子が歌う「ミステリーヴァージン」はぼんやり見てた。

 

むか~しよく聴いてた「フラワー」のイントロに、若いのに懐かしい曲歌うのねと思ってたら、耳が引っかかった。

よく聴いていたから歌詞は知っていた。はずなのに、初めて聞くかのような感覚だった。

関西弁の歌でもないこの曲にこんな関西色出すの?なんて思ってちょっと笑ってしまったけど、確実に引き込まれていた。なんだこれ、ソファーに寄りかかりながら観ていたのに前のめりで彼が歌う数十秒を観てしまった。

2人で歌い始めて、錦戸亮ちゃんに似た彼が歌い始めて、「今のなんだったんだ?」って少しだけど確実に心が動かされていて、一通り小クラを見終えた後、わたしはまた彼の歌う「フラワー」を再生していた。

じわりじわり、彼の声がこびりついて離れなくなってしまった。

こびりついたその声に意識を向けようとすると浮かぶ顔が、なんだか胸をきゅっとする。

 

 

顔と名前が一致してるくらいだった。

年下という時点で、興味なんてほとんどなかった。日本犬に似てるなぐらいしか思わなかった。

けど彼の歌声を聴いたときに一気に、 長尾謙杜くん を意識し、認識した。

もっと彼の歌声を聴きたくなった。

彼の顔が急に可愛く見えてきてしまった。単純すぎる。

よくよく考えたらわたしは日本犬が好きなのだから嫌いなわけがないのである。

 

 

 

わたしが彼を推すとか彼に降りるだとかは、全くわからない。想像もつかない。

 

いつもそうだ、好きが断片的すぎていろんなアイドルにいろんな好きを抱く。今に始まったことではない。全肯定したいと願いつつわたしもアイドルもファンも人間だからソリが合わないことも多くて、わたしにとっての美味しいところを少しずつつまみ食いをしている。

 

多分こんな風に綴るたびに、ちょくちょくわたしのブログを見てくれてる人は、「またかよ」と思うのだろう。

けど、毎回全部新しい違う好きで、きっと何かが変わるんじゃないか変えられるんじゃないかって思ったりしてて、きっと意味があって神様がこの出会いをくれたんじゃないかって思ったりもしてる。絶対も奇跡も運命もない、そのスタンスは出会ってしまったアイドルに揺るがされつつもずっと抱いたままなのに、こうやって綴っているといかに自分が夢見がちかを思い知る。

 

 

白馬に乗った王子様が現れないことも、実在しないことも、知っている。

けど、出会った彼らは、ステージに立ったアイドルで、わたしの前に現れてくれて、実在してる。

 

やっぱり好きは止められないし、後悔したくない。

 

 

これはただの自分の記憶の記録だ。数か月後、一年後、数年後のわたしはこれを読んでどう思うんだろう。どうするんだろう。

 

ただ、今日の時点のわたしは、昨日と同じように家に帰ったら長尾くんのフラワーを聴くんだろうなと思う。聴きたい。あの声とあの瞬間のお顔が、今、恋しい。