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0227 最近よく行く場所の話


デパート、百貨店、ブランド店 はジリ貧ギリギリで生きてる大学生のわたしからすると、頻繁には行けないし少し背筋を伸ばさないと行きにくい買い物の場だ。

先日、母の買い物に付き合ってデパートに行ったときにスニーカーのバーゲンコーナーを覗いたところ、どんぴしゃに好みのスニーカーが並べられていた。だがバーゲンコーナー、わたしのサイズはない。残念だなぁ と思ったとき、女性の店員さんが声をかけてくれた。「バーゲン自体は明日からなので、まだ並べてないだけでサイズお探しできますよ」そんな感じの文言だったと思う。その方にお願いして探してもらったところ、ちょうど在庫があり試着させてもらえた。そして翌日からのバーゲンで購入することを決め、その日はその店員さんに取り置きをお願いした。
次の日、スニーカーコーナーに行ったら女性の店員さんはいらっしゃらず、男性の店員さんに対応してもらった。声をかけた時から、お店の奥の方にものを取りにいき、戻ってきてわたしに確認をする姿、全てが“なめらか”だった。代金を支払い、スニーカーの入った紙袋を受け取ったところに昨日の女性の店員さんが現れた。「ありがとうございます」とにこやかに声をかけてくださり、わたしも「ありがとうございます」と返した。フロアを後にするまでお見送りいただき、バーゲンじゃなくてもまたスニーカーを買うとしたらこの店員さんにお世話になりたいな、と思った。

スニーカーの話を挙げたが、百貨店やデパートで働いてる店員さん(スタッフさんといったほうがいいかもしれない)はとても丁寧だ。それが仕事なのはもちろんそうなのだろうけど、そのお店で・そのフロアで、働いていること・働いている自分に誇りに思っている感じがする。目の前のお客さんに向かう・向き合う姿がすごく格好良い、プロフェッショナルだ。容姿が云々ではないが対応が素晴らしい人はもれなく笑顔が素敵だったり所作が美しい。そこも含めて格好良いプロフェッショナルだと尊敬する。
地下にある食品フロアでギフト用に包装紙で包む手つきや客に対しての要望を聞く姿を見ると惚れ惚れする。
玄関口のある化粧品や小物を売っているフロアの店員さんは皆姿勢が美しくて表情も華やかだ。「プレゼント用ですか?」と問いかけてくれて、希望を伝えると少し表情が柔らかくなるのも素敵だ。
わたしはその人たちが、その人たちの接客がすごく心地よくて好きだ。ジリ貧ギリギリ大学生のわたしに対してでも丁寧に向き合ってくれて、買った後に、心を満たされる。「物を手にできて嬉しい」の他に「あの店員さんに対応してもらえてよかった」とか「またこの店員さんにお願いしたい」という気持ちが芽生える。これは百貨店に限った話ではないのだけれど、接客はほんとうに心だなぁと思う。

きっと、接客をする以外にもいろんな仕事がある。そしてもちろん接客以外のスタッフさんもいるであろう。

そういうプロフェッショナルが集まってあの店が作られ出来ていて続いてると思って店内に一歩踏み入れると、やはり背筋が伸びる。
営業不振だなんだ、そんな理由でなくなってしまうにはもったいない百貨店に、背伸びせずに行ける大人になりたいと思った冬の話でした。