Fall In Love With You

いけしゃあしゃあで暮らしたい

1031 祝福のはずが懺悔と告白になってしまった話

 

また今年も、最愛のあなたの誕生日がきた。去年のわたしは結局あなたに会いに行かなかった。時間がなかった、怖くて会いに行けなかったは綺麗事だ。 あなたに会いたかった気持ちは本物だし冷めたわけでもないの、許して、なんて言ったところできっとあなたは拗ねるだろうなぁ。だいすきな真っ黒な目を、細めて、ただでさえ無感情に見える口元をさらにへの字に曲げて、親指の爪を噛むんだろう。その仕草すら思い浮かんで好きで仕方ないのに、全く去年のわたしは何してるのかしらね。

 

やっぱり今年も疎かにしちゃって、誕生日にだけ愛を紡ぐなんて都合が良すぎると自分でも思う。けれど、あなたのことを考えると苦しくて悔しくて悲しくなるくらい好きだ。未だにあなたが大好きで、あなたが死なない世界を望むしあなたと幸せになりたいしあなたが幸せであってほしいなと思う。死んでほしくなかった。たとえ物語でも、誰かの記憶からも。消えてほしくなかった。誰かに忘れられてほしくない。あなたに寂しい思いをしてほしくない。これ以上1人でいてほしくない、させたくない。死んでしまって何年経ったかを数えるのは嫌だからもうやめた、それでもわたしはずっと、やっぱりずっとあなたが好きだ。

 

 

お誕生日、おめでとう。何年経っても、あなたがいくつになっても、わたしがいくつになっても、唯一絶対1番でい続ける最愛のあなたへ。今年もすきで、だいすきで、あいしています。

 
 
 最近気付いたんだけど、わたしがだいすきなアイドルのことを世界一と褒め称えるのは、世界一の探偵であるあなたの“世界一”を無意識に借りちゃったのかもしれない。なーんて言うとまたもっと拗ねちゃうよね、わかんないけど!