Fall In Love With You

問いかけたって ヒラリとかわされる

0421 降臨記念日に綴る、(主に)大天使の話


祖母譲りの春鬱が、毎日午前中のわたしを苦しめる。だけどそんな鬱を荒々しく吹き飛ばすでなく、踊って遠ざけて寄り添ってくれるバンドがいる。
このブログにて何度かライブの感想記事を綴っている ミソッカス というバンドだ。

4月16日、わたしはアルバム「ダンシングモンスター」をリリースした最新のミソッカスを観るため、3度目のライブハウスに足を踏み入れた。ミソッカス同様このブログに何度か登場してる友人Eちゃんとともに。
今回のリリースツアーはちょうど一年前と同じバンドを1組と、わたしの地元のバンドを1組招いてのスリーマン公演だった。前回の、テストからギリギリ飛び込んだツーマン公演と比較すると笑ってしまうくらいにフロアはまばらだった。整理番号順に入場しても、目的の上手の最前に争うことなく立てるくらいには。でも、どこかほっとしてる自分がいた。それは最前で観れる喜びとかそういうことではなくて、少なくとも今日ここに来た人はミソッカスのことを知っていて聞こうという気持ちがあって、わたしの知ってる ライブハウスに来る人たち なんだなぁという安心感である。ヒールを履いてる人は、いなかった。

1組目はセプテンバーミー。
昨年観て以来また観たい!と思っていたバンドだったのでとても楽しみにしていたのだが、当日の朝にドラムのお姉さんが怪我をしてしまい、急遽アコースティック編成に。しっとりとしていて、前回とは全く異なる印象を受けた。楽しいだけじゃなくて、切ないや悲しいもきちんと表現するバンドなんだなぁと思ったし、アコースティックでもギターのお兄さんは細やかな音を奏でていた。バンドの曲、ボーカルのお兄さんのソロの曲の他に中島みゆきさんの「ファイト!」のカヴァーも披露していたのだがびりびりした。肌と心がびりびりして、正直な話嫌という感情ではないものの逃げ出したくなってしまった。まさかそんなものを味わえるとは思ってなかった。

2組目はソンソン弁当箱。
Eちゃんが好きなバンド、以外の予備知識が全くなかったのだが、1音目からまーーーーーうるさい!笑 多分ボーカルさんの声が小さいとかの問題じゃなくて楽器隊の出力がえげつない。すごい。おかげで歌詞はほぼ聞き取れていないが、音はもうそりゃあめちゃくちゃに格好良くて楽しくて、とてもロックバンドを感じた。音に合わせて自然に身体を揺らしていた。わたしの運動神経が良ければきっと踊り狂っていただろう。かなりうるさいのに1人だけ何事もないかのようにベースを演奏するお姉さんが麗しかった。

3組目、つまりトリにしてホストのミソッカス!
また毎度のことながら転換中からバンド界の自担(こら)ギターのノブリルさんの一挙一動に夢中である。ノブリルさんは白のノーカラーのシャツに緑色のパンツに黒い靴で機材を抱え現れたのだが控えめに(あくまで控えめに)言って美少女で大天使だった。つやつやとした黒髪、愛おしい大きめの鼻、少し雑に腕に捲られたシャツ…無理と眩いと尊いが詰まりすぎてていっそ一思いに殺してほしかった。前回羽が見えると綴ったが、今回も羽が見えた。美しい背中の曲線、背骨、天使でしかない。セトリだか告知用の紙の配置が丁寧で、他のメンバーさんに声をかけられた際のオフマイクの肉声がかわいくって、既にめろめろと瀕死である。そして多分はじめて観る赤いギターに心臓が暴れてしかたない。
感情整理のため、上記の内容のもっと荒れ狂ったようなのを無心で携帯のメモに打ち込んでいたら隣のEちゃんに笑われた。エイトの時もそうだが、隣に友達がいるのは非常に心強い。
前回とは同じく暗転後、ピンク・レディーの「UFO」が流れ、キーボードのマイケルさんから登場した。ちなみにこの時隣ではEちゃんが「UFO」をノリノリで踊っていた。照明が明るくなる、音が鳴る、正直フロアはガラガラだ、それでも最高に楽しい空間が、はじまった。
リリースツアーなので一曲目は新アルバムの曲だったのだが、まさかのその曲がわたしが今回一番好きな曲で、好きだなと思った部分の演奏は目の前のギターヒーロー・ノブリルさんなのだから初っ端から泣き崩れ落ちそうになってしまった。メモを読み返したら「おぼろ月のイントロギターノブリルさんなの恋だし運命だし呪いだしまじむり」と書いてあった。勝手に呪われる錯覚を起こすほど、格好良い。それすなわち死ぬほど、格好良い。(おぼろ月という曲なのですが、めちゃくちゃに格好良くてアニソンとか好きな人だったらみんな好きだと思うので気になった方いましたら是非!)ノブリルさんの目の前で、音を浴びれるだけでも幸せなのに観れるなんて。そしてこの曲の間奏あたりでボーカルのはるきちさんがノブリルさんを「ギターヒーロー!」と紹介してくれたのもとっっっても嬉しかった。好きな人が輝いていてくれるのはほんとうに嬉しい。一曲目からこんなんじゃ身が持たない、そう思いながらも、もうただただ楽しかった。
今回ミソッカスはツアーを通して過去曲のリクエスト企画(聴きたい曲とどこの公演に行くかをタグ付きでツイートする)を行なっていた。わたしはインディーズ時代の3曲を挙げていたのだが、そのうちの1曲「シケモクラプソディー」を披露してくれた。音源でしか知らなかった素敵なその曲は、ライブでもそれはもうめちゃくちゃに素敵で、はるきちさんの生の声の良さを改めて噛み締めた。
ノブリルさんはギターを弾きながら、時々ステップを踏むのだけれど今回はノーマルと片足と横の!3パターン!何がすごいってこれ全部もれなく可愛くて尊い
序盤の曲でエフェクターだかアンプだかの調子がよろしくなくて演奏しながら足元をいじってみたりコードを引っこ抜いたり入れ直して調整してすぐ演奏に戻ってたの格好良すぎて痺れた。
何曲か口ずさんだりコーラスを入れるのも、素敵だった。
あと今回、ノブリルさん側にお立ち台がなくてステージギリギリまでせりだしてわたしの真ん前、文字通り目の前で演奏をしてくれたのだが、ギターについた手垢まで見える距離だった。そんな距離で惜しげも無くテクニックと美しい指の動きを見せてくれるなんて大天使の所業、罪深い。しかもそこまでなら普段もありうるのだろうがノブリルさんの目の前にはわたししかおらず、柵の余った無人の右側に足をかけて更に距離を縮められた。ヒッと息を飲んだ。大天使、もしかしてわたしをネロかパトラッシュだと思っているのだろうか?召されるところであった。でもわたしとは目が合わなかった(と思う)。そこに痺れる。好きだ。ファンサありがとうございます。(全く、おめでたいオタクである)
自担というか推しと言っているのはギタリストのノブリルさんであるが、ミソッカスの魅力はゴリゴリに重くて格好良いリズム隊でもあると記しておきたい。ジャンボリーさんのドラムの音が好みだし、ブルマンさんのテクニックもすごい。ライブにおけるミソッカスの圧倒的攻撃力を担っている2人だが、笑顔がはちゃめちゃにかわいくて魅力的だ。
キーボードのマイケルさんについてもいつもあまり書いてないような気がするが、曲のノリ方を身振り手振りキーボードを演奏しながら煽る彼がいてこそミソッカスのライブであると思う。初見の人を置いてけぼりにしないたのしさとやさしさを担いながら、他のメンバーに絡みに行きステージ上での格好良い表情をゆるませてくれるマイケルさんには頭が上がらない。

MCでは名古屋のバンドでミソッカス、ってどうなの?というバンド名の話で滅多に喋らないドラムのジャンボリーさんの声を聞けたり、わたしたちの地元のネタを絡めてくれたり、ゆるゆると楽しかった。ただ、お客さんが少ないことに関しても触れ、「諦めずに来るから、諦めずにまた来て」と言われたのは少し悲しかった。言ってほしくなかったわけではなくて(わたしは自分の好きな人の言葉を肯定したいし文句をつけたりしたくない)、わたし自身が好きなバンドにそんなこと言わせたくなかった。格好良くて楽しいライブを作り上げるのに、ダサいながらもアツくて胸を打つ人たちなのに、多くの人に見てもらえないのが悔しい。

アンコールではアルバムの通常盤にしか収録されていないアニメのオープニング曲「放課後ねじまきダンス」を披露してくれたのだが、歌詞とはるきちさんの歌い方の可愛さに反してノブリルさんのギターがえげつなくこぶしきいてて格好良かった。また、アンコール終わりにハケる際、ブルマンさんが超絶かわいい笑顔で振り向いてくれたのであれが名古屋ドームだったら30000人くらいブルマン担増えてたと思う。

ノブリルさんって格好良いし可愛いし渋いしマブいし、一体なんなの?無理尊いファンサ過多で死ぬ…とぼつぼつこぼしながらEちゃんと帰りのバスに乗り込んだ。


楽しかった。ミソッカスのライブはいつだって楽しい。ステージの上の彼らは音源を何度でも超える。音と言葉と、空気さえもツールとして熱を伝えてくる。3回目の同じライブハウス、わたしもそのハコに慣れて、気持ちと思い出を重ねられて嬉しい。来てくれてありがとう。また来てくれると言ってくれてありがとう。何度だって行きたい。行く。
もし気になってくれた人がいたら、YouTubeにMVがあります!CDもタワレコなどで買えます!なんならライブのチケットだってフツーに買えますし是非一緒に行きましょう!!

はるきちさんが大切にしたい、特別だ、レアだ、そう言ってくれたあの悔しい空間をわたしは忘れたくない。そんな春のブログでした。