Fall In Love With You

問いかけたって ヒラリとかわされる

0427 特別な日、曜日の話

 

4月24日は、大好きなバンド「9mm Parabellum Bullet」のベーシスト、中村和彦さんの誕生日だ。4年前のこの日にTwitterをはじめ、毎年お祝いのリプライを送っている。勿論、今年も送った。

今年は、この日に彼の地元(つまりはわたしの住んでる都道府県)で、これまたわたしの大好きなバンド「ミソッカス」のアルバムリリースツアーの公演が行われた。そしてわたしはそれに参戦してきた。今回はそれについて綴っていきたい。(そうですこれ全然丸山さんも関ジャニ∞も関係ないです。)

 

 

ミソッカスとの出会い云々くどくど書くのはまぁやりたいけど今度にするとして、今年の2月のことから話そう。

今年の2月にもミソッカスはわたしの地元に来てくれて、3組公演のうちの2組目で出てきて、それはもう格好良くアツく最高のライブをしてくれて、それをわたしは最前で見て、やっぱりわたしはこのバンドが好きだ!!!と強く思ったのだけれど、公演の全てが終了してから、悲しい気持ちにもなった。と、いうのもその公演は所謂“大人”が絡んでる公演で、3組目のバンドが目当てのお客さんが多かった。それは全然かまわないというか、そりゃ見たいバンドが地元に来てくれれば他のバンド知らなくても見に来るの当たり前だしわたしもそうなのだけれど、そのお客さん方がなかなかに酷かった。開場前に整理番号順に並んで待っている時からわたしの前のバンド好きであろう仲良し男の子3人組がわたしの好きなバンドを「今日は目的じゃない」「あんまり」「惜しい」とか、言ってのけるのだ。まさかその男の子3人組だって後ろに1人で並ぶ根暗そうな女が会話を聞いてるとは思わないだろうけど、聞こえてるぞ。そしてその彼らの目的のバンドは3組目らしい。へぇ。どんなもんよ。開場して中に入ると3組目のバンドのタオルを持ってる人がたくさん。そんなに人気なのか…と見渡すとミソッカスのラバーバンドをしてるお兄さん達を見かける。握手したい。なんて思いながら開演を待っていたら、照明が落ちる。1組目のバンドの時間がはじまる。真ん中くらいでぼんやり。はじめて見るバンドだったが可愛らしくて癒された。彼女らの時間が終わり、撤収。続いてわたしの大好きなミソッカス。前の方に居た3組目のバンドのタオルを持つお姉さん方に「すみません、次だけ前で見せてもらえませんか」と声をかけたら快く譲ってくださり、更にその前の最前にいたお姉さんも「次ミソッカスですよね?よければどうぞ」と場所を譲ってくださった。最前、ギターヒーローと崇める大好きなギタリスト・ノブリルさんの真ん前。目の前でノブリルさんがセッティングしてる。エフェクターボードを眺めてみたりノブリルさんの一挙一動を目で追いかけた。それだけで死ぬかと思った。

ライブは前述通り最高で、本当に格好良くて、アツくて、目の前でギターを弾くノブリルさんは幻かのように格好良かった。幸せ、なはずだった。いや確かに幸せだったんだけど、隣のお姉さんがいけすかなかった。ライブハウスの最前にはステージとの仕切りの柵があるのだけれど、その柵に思いっきり3組目のバンドのタオルと私物をかけて、ノらない。その上、ノってるわたしを押し退けようとする。なら地蔵(地蔵のように居続けること)するなっつーの!!!わたしはあなたの私物なんざ知ったこっちゃないけど、あなたにぶつからないようにしてるし荷物だって自己責任で持ってる。楽しいその時間を楽しむことに全力なのだ。終わって、譲っていただいたお姉さん方に「ありがとうございました」とお礼を告げてライブハウスの1番後ろPA卓の前に移動した。開場前の男の子3人組がいた。楽しそうにわくわくしてるその気持ち、分かるけど、君らはその気持ちを一瞬潰しかけたりしたんだよ、と言わない…言えるわけもなく開演を待った。ライブがはじまると会場はこの日一番の盛り上がりだった。最前に地蔵してたお姉さんが手を挙げてノってる。隣の男の子3人組が恥ずかしそうに身体を揺らしている。…馬鹿馬鹿しい。3組目のバンドのことは知らなかったが曲を5曲ほど予習してきて、楽しみにしてたのだが全然楽しくなかった。平気で人の楽しいを踏みにじるような、迷惑をかけるような、そんな人達が聴いてるのか、と思ってしまった。MCもなんだかいいこと言ってたのだが全く響かず。そのバンドが悪いわけではないけれど、もう2度と聴かなくていいなと思った。帰り道でちょっと泣きそうにもなったけれど、今回行ったツアーと好きな芸人さんの単独ライブが被ってることが判明しどうしよう…という方向に頭を切り替えた。

 

そんな2月を経て、わたしはミソッカスを選び、4月。対バンは3組、ミソッカスを併せての4組。予習はしたが未知数だなぁ、とライブハウスへ。…ここからは褒めちぎるのでバンドの名前出します。

1組目「空きっ腹に酒」転換時に書いた感想メモを見たら「抱かれた」と3回書いてあった。抱かれてねーよ。それくらいとんでもない色気と圧倒的なパフォーマンスだった。格好良かった。MCが面白いのは流石大阪のバンド。終演後ボーカルさんが目の前を通ったがあまりのオーラと色気に声をかけるどころか爆発するかとも思った。

2組目「或る感覚」美しく、ぼんやり古書の甘い匂いのするような、そんな雰囲気をまとっていた。こう書くと大人しめの感じだけど実際はギターのお兄さんがやばかった。音を全部一つ一つ細やかに弾くのだ。指の動きがすごくて、そんなすごいのに抜けたアンプかエフェクターのコードを颯爽と直すのだからもうそれはどやばい。格好良かった。

3組目「セプテンバーミー」予習してた時点で楽しさを確信していたがほんとうに楽しかった。またしてもギターのお兄さんがどやばかった。MCをするボーカルのお兄さんがとても真っ直ぐで、アツくて、またライブを観たいなぁと思った。

そして、トリ。4組目「ミソッカス」上手の前から二列目、セッティングの時点からノブリルさんを凝視。髪の毛がさらさらのつやつやで、美少女かと思った。デニム地?っぽいシャツの下に着てる黒のTシャツが見えてるのすら最高だったし髪の毛がもっさりもふもふしててわけわかんないくらい格好良かったし腰は細いし指綺麗だった。その髪の中から時々両目が出る度この世の終わりみを感じた だって大天使ノブリル地上におりてギター弾いてんだよ!?!?!?ゴーストシップラブストーリーで「あの娘」を口ずさんでたり、他にも口ずさんでたんだけど、全部悩殺されたし開いた口から見える歯が愛おしい。ノブリルさんに咲いてる時とノブリルさんと一緒に飛んでる時に幸福感じすぎて一瞬まじで死んだかと思ったわ。ノブリルさんの新しいステップ見た。ツーステとかじゃなくてなんか昭和っぽい横ステップ。かわいい。…以上、音楽用アカウントからの引用を織り交ぜて。ほぼノブリルさんしか言ってないけれど、あの、ほんとうにミソッカスっていうバンド最高なんですよ。きちんと(なんか語弊を生みそうな表現だけれど)歌ってくれるボーカルがいて、リズム隊が重くてズシズシのビシバシで、キーボードのお兄さんが鍵盤を押しながらフロアを煽って、ギターヒーローはどこまでも格好良くて。一体感と、ドラム以外の全員がお立ち台に上がって煽ってキメまくり、不動のドラムのソロがまるで弾丸のようで、ステージの上の彼らはキラキラとかピカピカとかいうよりも、ギラギラでガンガン。それを観れるのなら、理不尽の一つや二つなんのそのと思わせてくれる。テンション高らかにノリノリで聴いても、心が折れそうでいじけたくて拗ねたい時に聴いても最高以外の言葉で表現することが出来ないような、そんなバンドだ。今回のMCで、ボーカルのはるきちさんが、「楽しいライブはまず楽屋から」と仰った。この日の楽屋はとても楽しいらしくて、そして手の内が分かっていて、素手で殴り合いしてる?らしくて、大人が絡んでないタイプの正々堂々殴り合う対バンだと、言うはるきちさんがもう好きで好きで。2月は大人が絡んでいましたね、そうでしたね。この時、2月のあの日の気持ちが救われた気がした。対バンってこうだよなぁ、社交辞令でも馴れ合いでもなくバンド同士が素手で殴り合ってお互いがボコボコにしてやったって思うくらいの熱量で、フロアとステージも向き合ってこそだよなぁ、って、ミソッカスを好きな理由はそういうところにもあるなぁと思った。他のバンドに愛されてるミソッカスが好きだ。音源から格好良すぎるのにライブでそれを更に格好良く演奏するミソッカスが好きだ。来てくれてありがとう。対バンの3組を率いて来てくれてありがとう。対バンの3組も来てくれてありがとう。素敵な時間をありがとう。胸が、いっぱいだった。

終演後、物販にてボーカルのはるきちさんがいらっしゃったのでお写真をお願いしたところ快く撮ってくださり、握手までしていただいた。物理的なというよりかは体感だけれど、大きくてしっかりしていて温かい手だった。この手が詞を書き曲を書き、マイクを握り、ギターを握っている。そりゃあんだけ格好良いし心にも響くわけだ、と妙な納得とぬくもりに震えながら帰路についた。

そうだ、この物販の時、21日に誕生日だったノブリルさんへの差し入れをスタッフさんにお願いしたのだが、スタッフさんもとてもとても良い人で、「今日はリハの時点からハコ(ライブハウスのこと)気に入ってたんですよ〜また来ます」と言ってくださった。是非、また来てほしい。絶対に行きたい。その後、はるきちさんがTwitterでライブハウスのことを褒め、また行きたいと綴ってくれて、いいねを押したそのツイートを何度も読み返した。

 

今まで、たくさんライブに行ってきた。どの夜にも思い出があって、それを語ろうと思えばいくらでも語れるだろう。でも、今回の一夜は、なんだか胸にぐっときた。楽しいだけじゃなくて、幸せだけじゃなくて、うーん、特別だった。故に、記しておきたかった。

 

おまけ追記。

何故、冒頭で「9mm Parabellun Bullet」の中村和彦さんの名前を出したかというと、ミソッカスのベーシスト・ブルマン藤井さんがそれはもう公言せずとも和彦さんをリスペクトしているのが滲み出ていて、彼にとってこの日はどうだったのかな、という気持ちと9mmのラバーバンドとTシャツお揃いでしたね、という届きもしないメッセージと、この記事が更新される(する)日が、「9mm Parabellun Bullet」のアルバムの発売日だからである。タワレコで買ってきましたよ、楽しみに待っていました。発売おめでとうございます。